'05秋のセレクト #4

曲目発表の続きです。



16・Sailing Girl / Crowfoot
クロウフットは、後にドン・ハリスン・バンドのラッセル・ダッシェル(g,vo)のプロジェクトで、70年にParamountからデビュー(その時はリック・ジェイガー(後にデイヴ・メイスン・バンド)との2人組)。「Find The Sun」('71)はProbeから出た2枚目で、サム・マクガイア(b)、ドン・フランシスコ(パンやランディ・マイズナーのシルヴェラドスにもいたブロンドのds、ハイウェイ・ロバリーというバンドにもいて、その名前から僕はてっきり好みの音と判断したのですが、音はメタルを先取りしたハードロックでした)のトリオ編成になってます。スワンプと呼ぶと少し違うような。ジェームズ・ギャングを思い出す乾いたハードロック。このSailing Girlは浮遊感あふれるナンバーです。



17・Free Clinic Song / John Manning
ホワイト・ベア
かつて日本盤LPが「イッツ・ア・ビューティフル・ロック・デイ・シリーズ」の1枚としてリリース。CD化も日本先行で実現した謎のssw。映画「アメリカン・ドリーマー」のサントラで2曲歌ったこと、バザーなるバンドをバックにしたこの71年の唯一のLPがあるだけしかわかりませんが、Free Clinic Songは、ドラマティックないい曲です。



18・Everlovin' Ways / Judy Mayhan
最後は70年に出たジュディ・メイハンの2枚目にあたる「Moments」(Atlantic)から。調べてみると現在も活動中のフォーク系のsswとか。このLPはAtlanticの社長、アーメット・アーディガンがprod。マッスル・ショールズ録音で、ロジャー・ホーキンス、デヴィッド・フッド、エディ・ヒントンに混じって、デュアン・オールマン(slide)の名も。いかにも混沌とした時代を象徴するようなアシッドなナンバーもあります(ローウェル・ジョージやリッチー・ヘイワード、マイク・ピネラ(アイアン・バタフライ)が加わったLA録音曲もあり)。
http://www.wirz.de/music/mayhafrm.htm


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只今CDROMドライヴが不調の為オーディオCDRとなりますが。