Down Along The Cove / Larry McNeely


〜downつながり
最近の再発ものは圧倒的に英高米低で、こと日本盤CDに限ってはこの傾向が強い。そんな中、ヴィヴィッド、ユニヴァーサル、マスクラットはがんばってるかな。先日マスクラットから出たのが、ラリー・マクニーリーの2枚目「Larry McNeely」(’71)。マクニーリーはグレン・キャンベル・グループのバンジョー奏者だけど、ここではssw的な作風のカントリー・ロック〜フォーク・ロックを展開。ロンドン、トライデント・スタジオ録音で、デイヴィッド・マクドゥーガル(kb)、デイヴ・ルイス(g)のアンドウエラのメンバーが参加してるというのも話題。音のほうはイギリスのアメリカ、という感じではなく、アメリカのアメリカだけど。
テクニカルな面ではさりげなく、すごいことをやってるような印象。Down Along The Coveは、ディランの「ジョン・ウエズリー・ハーディング」に入っていたものだが、ここではすばらしいアコギのソロを聞かせる。ジャケットの感じからニューシネマを思わせるのは、「ラスト・ショー」の原作者(ラリー・マクマートリー)と名前が似てるから?