A Change Is Gonna Come / The Band

〜ｃｈａｎｇｅつながり
またもザ・バンドのボックスが出るそうな。今度は６枚組でＤＶＤ付きとか。いったいいつまで続くのだろう。最近は高い金払って、デモ音源聞かされてる感じがして、結構懐疑的なのだけど、デモ音源はあくまでも研究家の為の物という感じが最近するのだ。
さて73年に出たザ・バンドのカヴァー集。気の置けない、なじみのオールディーズをとりあげたものだが、プレスリー、クラレンス・ヘンリー、リー・ドーシー、プラターズ、チャック・ベリーなどに混じって映画「第三の男」のテーマ曲も入ってて、当時結構話題となった。このＡ　Ｃｈａｎｇｅ　Ｉｓ　Ｇｏｎｎａ　Ｃｏｍｅは、サム・クックの有名曲で、リチャード・マニュエルがしっとりと歌う。
きたるべくディランとの共演を控え、ガース・ハドスンの弾くシンセ類のトーンが変わりつつあった時期でもある。この73年はワトキンズ・グレンでデッド、オールマンズと競演して60万人あつめたというが、後のライヴ盤としてリリースされたＣＤは、スタジオ録音にＳＥをかぶせたものが大半だったというお粗末さ。