Turn To Stone / Joe Walsh

So What
〜stoneつながり
ジョー・ウォルシュの3枚目「So What」(’75)は、名義こそソロだが、ウォルシュ(g,kb,vo)、ジョー・ヴァイターリ(ds,kb)、ブライアン・ガロファロ(b)、トム・ステーヴンソン(kb)から成る第2期バーンストームのアルバムだ。前2作よりもゴツゴツしたところが、幾分マイルドになった音楽は、基本線はハードロックでありながら趣味的にソフトなやつもやっていた状態から、ハードとソフトが半々くらいにブレンドされている。それは活動の場所をコロラドに置いたことで生まれたイーグルス、ポコ、ダン・フォーゲルバーグらとの交流とも関係があるだろう。いつになくコーラスワークが強調された曲が多く、代表作”Help Me Through The Night”ではイーグルスのメンバーがコーラスで加わっている。へヴィな出来だったTurn To Stoneは「Barnstorm」に収められていたもの再演だが、ここではコンパクトにまとめられ、ウォルシュはgだけでなくchurch-organも弾いている。ここでもランディ・マイズナーグレン・フライドン・ヘンリーのコーラスが印象的だ。