アンディ・ロバーツ


■Home Grown / Andy Roberts
アンディ・ロバーツの初期作品が紙ジャケでCD化された。雑誌「ストレンジ・デイズ」関連のレーベルだけど、仕事は丁寧だが値段が高い(^^;
ロバーツはリヴァプール・シーンというフォーク・ロック系ビートニク・バンドにいた人で、イアン・マシューズとプレインソングを組んだことで知られている。ソロは数枚あるが、どれも素晴らしい出来。これまでオリジナルな形では出なかっただけにうれしい。
69年のファースト「Home Grown」はRCAからリリースされたが、ジャケットと曲目を変えてB&Cから出たりしてファンの間では人気の1枚。今回オリジナルの犬ジャケが復活したが、裏の夕暮れにたたずむ姿も味がある。音の方はフォークロックだけど、マイティー・ベイビーの連中をバックにしてスケールの大きな演奏をしたプログレ風の(少し誤解を招きそうだが)もの(”Applecross”)、シンプルなアコギの弾き語り(”Autumn To May”(PPMのカヴァー)、”Just For The Record”)まで幅広い。