ミントサウンドのクリスマス

Finyl2005-12-24

■Mint Sound's Christmas Album / various artists
クリスマス・アルバムは数あれど、最近この時期になるとよく聞くのはミントサウンドのもの。80'sの後半から90'sの前半にかけて、東京三多摩を中心に興ったネオGSというムーヴメントがあった。ここでのGSとは、従来のグループサウンズだけでなく、ガレージサウンドと言う意味もあって、文字通り昭和40'sのGSサウンドを再現したものから、「Nuggets」の世界に通じるファズgの嵐といったガレージもの、ドリーミーなガール・グループス、三つボタンスーツとヴェスパに代表されるモッズ、そしてサイケデリックetc、と60'sをキーワードにしたバンドが次々と登場した。安易なマスコミにそのファッションからネオGSと称されたわけだけど、彼らが一堂に会したのが、ミントサウンドのコンピ「Attack Of Mushroom People」だったわけ。このクリスマス企画は、その第2弾で88年にリリース。後にメジャーデビューした、コレクターズを初め、ヒッピー・ヒッピー・シェイクス、オリジナル・ラヴの他、ワウ・ワウ・ヒッピーズ(4人のうち3人は、ロッテンハッツを経てヒックスヴィルとグレート3に)、ペイズリー・ブルー(シンガーの1人はヒックスヴィル真城めぐみ)、ストライクス、マディ・ランプスらが参加。
彼らのほとんどが熱心な洋楽のマニアであり、その当時僕の趣向とピッタリ合い、夢中で追いかけたものだった。個人的なベストトラックは、オリジナル・ラヴの”クリスマスの日”と語り入りガールサウンドの決定版である、GoGo3(イカ天にも出演)の”夢見るクリスマス”か。