ホーシズ

Horses
■Horses
このバンドのことは全く知らなかったけど、最近積極的な復刻作業を進めている英Rev Olaからのリリースだけに期待。CDの裏ジャケには「バッファロー・スプリングフィールドともビー・グレイプのエッセンスを取り入れたカントリー・ロック」とある。一聴するとそれが正確な記述とは言えないけど悪くない。それよりもメンバーを見てびっくり。グレイトフル・デッドのボブ・ウィアが後に結成するキングフィッシュのデイヴ・トーバート(b)、マシュー・ケリー(g,harp)、クリス・ヘロルド(ds)が参加。他にはドン・ジョンソン(vo)、スコット・キグリー(g)の計5人。prodはストロベリー・アラーム・クロックの"Insence & Peppermints"を書いたジョン・カーター&ティム・ギルバートで彼らは作曲も担当。
音の方はカントリー・ロックというよりはカントリーテイストを持ったガレージ〜ブルーズ・ロックといった感じ。キングフィッシュ時代のレパートリー、"Jump For Joy"が"Run Rabbit Run"、"Juke"が"Horseradish"として原型が収められているが、"Freight Train"、"Class Of '69"といったバッファロー的なナンバーはなかなかいい。リリースは、White Whaleから69年。CDにはボーナスとしてカーター&ギルバートが組んでいたレイニー・デイズ(Rainy Daze)のシングル2曲が加えられている。 #0601