アン・ブリッグス

The Time Has Come
■The Time Has Come / Anne Briggs
ソニーとエピック・ソニーが自社のカタログからCD化して欲しいアイテムのリクエストを募った事があった。95年にそのリクエスト上位10枚がめでたくCD化されたが、その第8位がこのアン・ブリッグスだった。正直それまで名前も知らなかった人。英国のフォークシーンでは、たった2枚のLPを残して引退した謎の美人女性sswだったわけ。「森の妖精」と言う邦題がついた本作は、71年英CBSから出た2枚目。大半が自作曲で、トラッドが少ないというのが、購入のポイントだったけど、ダルシマーやアコギを使った非常にシンプルな曲ゆえに、歌そのものがダイレクトに伝わってくるような気もする。あっと言う間に終わってしまう13曲だが、特に"Sandman's Song"、"Step Right Up"(ヘンリー・マックロウの作品)、"Ride Ride"、"The Time Has Come"、"Standing On The Shore"がいい。