ディープ・パープル

Days May Come Days May Go
■Days May Come And Days May Go / Deep Purple
00年にパープルから出た4期のリハーサル音源。サブタイトルにThe California Rehersals June 1975とあるように、新メンバー、トミー・ボーリンを加えてのリハーサルを収めたもの。そもそもこういったものが商品になるのか?という懸念が聞く前にはあったのだけど、2期の曲をステージで収めた4期のライヴよりも演奏自体は締まっているのが不思議。完成版が唯一のスタジオ作「Come Taste The Band」に収められた"Drifter"、"Ode To ”G”"(Gとはジョージ・ガーシュインだったとはビックリ)、ブラインド・ウィリー・マクテルのブルーズでオールマン・ブラザーズ・バンドで知られる"Statesboro Blues"以外は、スタジオの長いジャムで、まあ好事家向けではある。"If You Love Me Woman"は、イントロがまさしく4期。ブラックモアでは出せないファンキーな味付けだ。"The Orange Juice Blues"は、もともとのアイデアが後年ホワイトスネイクのシングルのB面(タイトル不明)にもなったというもので、ジョン・ロードの"Rodrigo's Concerto de Aranjunez"を発展させたもの。"Dance To The Rock & Roll"は、3期のステージでもグレン・ヒューズのソロパートで即興で歌われてたもの。