ghost#2

Dig the New Breed
■Ghosts / The Jam
ジャムのラストアルバムとなった「Dig The New Breed」は解散後の82年にリリースされたライヴ。ヒストリー的な意味合いを持つアンソロジーだが、1枚物ではいかにも足りない。結局続編と言うべき「Live Jam」が出たのが、11年後の93年だった。代表曲が収められてるかと、そうでもなく、どっちかと言うと上級者向きの選曲。僕が思い出したのが、クリームのライヴであれも最初のが、わりと変わった選曲だった。"Ghosts"は「The Gift」に収めれてたアコースティックなもの。といってもここでは、当時のツアーメンバー、キース・トーマス(tp)とスティーヴ・ニコル(sax)をフィーチャーしている。"That's Entertaiment"の延長にあるようなナンバーだ。この頃のモータウンやスタックスに傾倒していたジャムの音楽性はそのまま初期スタイル・カウンシルに受け継がれるが、この時期が個人的には一番好き。