lover#2

Complete Colpix & Buddah
■Lover Lover / The Ronettes
フィレス閉鎖後ロネッツA&Mで1枚残して解散。フィル・スペクターと別れたヴェロニカことロニー・スペクターは、73年にチップ・フィールズとダイアン・リントンと新しいロネッツを結成、73年にブッダと契約して2枚のシングルを出している。まあ一般的には見るべきものはあまりないのだけど、ヴェロニカの声にやられてる身としては、そんな事は関係ない。prodのスタン・ヴィンセントが書いた"Lover Lover"は最初のシングルで、当然ながらロネッツとは名ばかりで、ロニー・スペクターのソロに近い。繰り返される、なるいスライドのフレーズが耳に残る佳曲。そのB面"Go Out And Get It"では宿命ともいえる、ヴェロニカ唱法(♪オッオッオッオッオッー)が早くも登場(現在までこのネタを続けている)。その影響はエルヴィス・コステロの"Oliver's Army"まで幅広い。
このブッダ音源が聞けるのはブレイク前のコルピックス時代の音源との抱き合わせ、「The Colpix & Buddah Years」(英Sequel'92)だけかもしれない。

     おまけ
割と珍しい曲を歌ってる映像。もちろん、エステル、ネドラをフィーチャーしたオリジナル・ロネッツのヴァージョン。