lover#3

あたしの旅路
■恋人たちの月 / 鈴木祥子
正直ここ数年鈴木祥子から遠ざかってるので、マイミクなどで熱狂的なファンも多い中、なんとなく書きづらい。それはなんとなく現在進行形の音楽からの距離を置いてるだけで、いつでも復帰できると思いつつ、もう何年もリアルタイムの音楽、映画などを見たり聞いてない事実という突きつけられると、完全に趣味の世界に生きている事を感じる。映画や音楽は大好きなのに、一般の人とは、全く話が通じないという事実(^^; さてエピック時代後期のベスト「あたしの旅路」が出たのは99年。すでにワーナーに移籍して(今はメジャーから離れインディーと契約)いて、何曲かの未発表曲を目当てに購入したのも懐かしい思い出。当時既にネットを始めてたけど、熱心なファンサイトでいくつかの書き込みをしてみたが、ああいうファンサイトのBBSにありがちな、ただ「素晴らしい」の嵐、か、逆の意味でのアラシばかりで、その音楽の背景にあるものとかがないがしろにされてたりして、次第に足が遠のいたのだった。鈴木祥子の音楽を本格的に聞き始めたのはエピック後期の「Candy Apple Red」なので遅れてきたファンなのだけど、その「Candy」のおそらくはアウトテイクだろう"恋人たちの月"は、当時の夫、菅原弘明(g)、名村武(b)、そしてKyon(p)に鈴木(ds)というバックによるシンプルな演奏。少なくともこの時期は、鈴木が親しんできた70'sのウエストコーストの音楽からの影響が、いろんな曲に見え隠れするのだけど、なんとなくJDサウザーっぽいイメージがある。まさに隠れた名曲。
   おまけ
"優しい雨"は、今でも鈴木祥子の一般的に一番知られた曲なのだろうか? 小泉今日子に書いたものセルフカヴァーで、足しげくライヴに通ってた時期でもあまりやってくれなかったのでなんとなくありがたい。それにしてもyoutubeでは、初期のアイドルっぽいssw時代の「夜ヒット」の動画もあってあなれないなあ。