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Kaya
Is This Love ? / Bob Marley & The Wailers
Kaya」('78)に収められたボブ・マーレーの代表曲。ちょうどレゲエの最初のブームの頃はリアルタイムで、ニュー・ウェイヴと(ブリティッシュ)レゲエのファンは高校時代まわりに何人かいた。個人的に"No Woman No Cry"のorganには弾かれたけど、政治的なメッセージソングにはあまり興味もなかったし、流れてるわ、ぐらいの感覚だった。80'sに入ってラヴァーズ・ロックの人たち(フレディー・マクレガーやシュガー・マイノット)に興味があったり、ブラック・ウフルーをちょっと聞いたりもしたけど、あくまでも代用品だった。ボブ・マーレーという人は、若くして病魔に倒れた人の例に漏れず、神格化されすぎた部分はある。有名な「Live」は、異ジャンルの衝撃を表わした、それこそ黒船的なエポックメイキングな1枚なんだろうけど、徐々にポップ・ロックに埋もれてゆくようにはなった。この"Is This Love"(最初の邦題は"ラスタの恋"で、これはジェファーソンの「ヒッピーの主張」に通じる勘違い〜しかも78年だぜ)はポップよりのものでコアなファンからはそっぽ向かれそうな感じだけど、僕にはこれとか"Waiting In Vain"くらいがちょうどいい。フランキー・ミラーのカヴァーもあり。
            おまけ
クリップね。