like#2


■I Like Dreamin' / Kenny Nolan
”夢の中なら君を抱けるので、夢見ることが好き”というなんとも逃避的にもとれるロマンティックな歌詞を書いたのは、ケニー・ノーラン。フランキー・ヴァリの"My Eyes Adores You"、ラベルの"Lady Marmalade"を書いたsswで、チャーリー・カレロとの共同prodによる77年のファースト「Kenny Nolan」に収められていたヒット(#3)が、"I Like Dreamin'"。確か山下達郎の「サウンド・ストリート」でエアチェックしたのがノーランとの出会いで、同じLPからのヒット"Love's Grown Deep"を萩原健太の「ミュージック・シティ」で聞いて、なんとしても欲しくなった。いわゆる非ロックのNYの音。バリー・マンやロージーにも通じる音だ。思えば76年の達郎のファーストソロ「サーカス・タウン」のNY録音サイドは、カレロ(ローラ・ニーロとの仕事で有名)prodで、初めて聞いたときに全然ロックじゃないよなあ、とこぼした記憶がある。今ならロックでないのは当然なのだけど・・・
で、このノーランの1枚目は20th Centuryというレーベルからリリースされていて、今ならどこがCD化してくれるのだろうか?なんとしても聞きたい1枚。