fool#2

Night on the Town
■Fool For You / Rod Stewart
ロッド・スチュワートのアルバムで一番なじみ深いのは、「Foot Loose And Fancy Free」かこの「A Night On The Town」。モネの有名な絵をもじったジャケットが有名だけど、A面はスロー・サイド、B面はファースト・サイドと分けられている。とはいっても決めのバラード"Trade Wind"がファーストにあったりと、まあ気分なんだろうけど。バックにはマッスル・ショールズの連中(キャット・スティーヴンスの"The First Cut Is The Deepest"のカヴァー)以外はLA録音で、ウィリー・ウィークス(b)、アンディー・ニューマーク(ds)の当時引っ張りだこのリズム隊、ジェシ・デイヴィス("The Balltrap"のソロは彼だろう)、ジョー・ウォルシュ、デイヴィッド・リンドレー、フレッド・タケット(g)、ジョー・ララ(perc)、リック・シュローサー(ds)、デイヴィッド・フォスター(kb)というLAの連中、果てはスティーヴ・クロッパー(g)、ダック・ダン(b)、アル・ジャクソン(ds)といった再結成ブッカー&MG'sの面々まで多彩。どの曲に参加というのがわからないのでくやしい部分あり。なんといっても当時の恋人ブリット・エクランド(ピーター・セラーズ夫人でもあった元ボンドガールの女優)のセクシーな語りが入った"Tonight's The Night"に尽きるけど、同じようなタイプの"Fool For You"も悪くない。なんかロックというよりはショービズって感じだけど・・・