town#2

Dad Loves His Work (Hybr) (Ms)
●Her Town Too / James Taylor
AOR全盛の81年にリリースされた為、ジェームズ・テイラーのアルバムではもっともAOR度が高い1枚。そういった洗練された音作り、「ダディーズ・スマイル」という安易な邦題の影には、家庭問題(結局カーリー・サイモンとは翌年離婚)から逃避仕事に生きる(原題「Dad Loves His Work」からしてそう)孤独な姿がうかがえる。ピーター・アッシャーのprodでおなじみの布陣(ダン・ダグモア(g)、ワディ・ワクテル(g)、リー・スクラー(b)、リック・マロッタ(ds)、ドン・グロルニック(kb))による手堅い演奏で、この"Her Town Too"は久々の大きなヒット(#11)となった。J D サウザーとのデュエットでゆったりとした演奏に乗せて歌われる佳曲。
確かこの年「California Live」と銘打ったステージが東京と大阪で行われた。どこかスタジアムだったと記憶するが、ローニン、リンダ・ロンシュタットとの共演は、まさしくピーター・アッシャー・プレゼンツの世界。