good#3

Sheffield Steel
■So Good So Right / Joe Cocker
ジョー・コッカーの何度目かのカムバックのうち、復活劇ともいえるのが82年の映画「愛と青春の旅立ち」の主題歌"Up Where We Belong"だったのだけど、単発ながらアイランドと契約、クリス・ブラックウェルと時の人アレックス・サドキンとバハマのナッソーで録音したのが「Sheffield Steel」。全体にレゲエっぽいarrで、ディラン作の"Seven Days"(ロン・ウッドに書かれた)、ジミー・クリフの"Many Rivers To Cross"から、アンディー・フレイザースティーヴ・ウィンウッド、ジム・ウエッブの新曲まで幅広い。"So Good So Roght"はソウル系のssw、ブレンダ・ラッセルが79年にヒットさせたもののカヴァー。レゲエのリズムが心地よく、コッカーの衰え気味のハスキー・ヴォイスも軽やかに聞こえる。コーラスではロバート・パーマー(ウィンウッド、パーマー、フレイザーとアイランド勢を集めたわけだ)が参加している。
リアルタイムのコッカーがちょうどこの頃だったので、このLPも御茶ノ水だか新宿のシスコ(どっか離れた場所にあった)で買った覚え。あの頃は新譜はタワレコよりもシスコというのが、僕の中でのルールだったのだ、わざわざ上京したのではなく、帰省ついでに寄ったのかな、そこまでは記憶にないけど。