boy#3

Labour of Love-Music of Nick L
■Half A Boy And Half A Man / Sleepy LaBeef
ニック・ロウというと僕はやっぱり初期の日本ではワーナーから出てた(レイダー〜Fビート時代)のイメージが強くて、アメリカンな音になったRCA時代はちと違う気もする。一番熱心に聞いてたのは、90's初めごろか。バンドで見たかったけど、NHKホールのソロでの来日は2回(ちがう年に)見た。けどコステロコステロ・ショウを組んだ頃、ニック・ロウも米南部っぽい音になってしまって、持ち味が変わったなあ、という印象。
ダー・ウィリアムスが参加してるという理由で買ったニック・ロウ・トリビュートの「Labour Of Love」は01年に米Telarcというレーベルから出たもの。当時流行りのトリビュートものに便乗した感じで、ウィリアムズ、グラハム・パーカー、コステロ、マーシャル・クレンショウ、トム・ペティ(既発曲)以外は、日本ではほとんど知られていない、Telarcのアーティストたち。
この"Half A Boy 〜"は「Nick Lowe & His Cowboy Outfit」('84)に収められたジャンプナンバーで、ここでは50'sから歌ってるというスリーピー・ラビーフという低音のカントリー・シンガーが歌う。バックにはクリフトン・シニエの弟、CJ・シニエ(acc)、スティーヴ・ホリー(ds〜元ウィングス)、GE・スミス(g〜元ホール&オーツ)、T・ボーン・ウォーク(b)が参加。