い1-伊坂幸太郎

砂漠  重力ピエロ
いさか・こうたろう:作家
1971年生まれ。仙台を舞台にした作品を書き続ける今一番注目の作家(の一人)。純粋なミステリではなく、やはりジャンル分けすると、エンターテイメントになるのかな。映画、音楽からの引用だけでなく、作品は直接的な関係はないけど、同じ世界観にある。舞台が仙台というのは、伊坂氏自身が住んでいるから嘘が書きやすいから、だとか。終わらないで欲しいと読みながら願う作品って、作者冥利に尽きるのでは・・・

1・オーデュボンの祈り(新潮社、2000年)未
2・ラッシュライフ(新潮社、2002年) ■■
3・陽気なギャングが地球を回す祥伝社、2003年)未
4・重力ピエロ(新潮社、2003年)■■■
5・アヒルと鴨のコインロッカー東京創元社、2003年)■■■
6・チルドレン(講談社、2004年) ■
7・グラスホッパー角川書店、2004年)■■■
  「映画館は平和だ」※『ああ、腹立つ』所収(新潮文庫、2004年)未
8・死神の精度(文藝春秋、2005年) ■■■
  「透明ポーラーベア」※アンソロジー『I LOVE YOU』所収(祥伝社、2005年)未
9・魔王(講談社、2005年)■■■
10・砂漠(実業之日本社、2005年)■■■■
11・終末のフール(集英社、2006年)未
12・陽気なギャングの日常と襲撃(祥伝社、2006年)未
13・フィッシュストーリー(新潮社、2007年) 未
特に4,5,7,9,10が好み。ストレートな青春小説としても10の「砂漠」は大いに魅力的だった。3、6は映画化。