fire#2

Move
■Fire Brigade / The Move
ムーヴの1枚目は、トラフィックの1枚目と並んで「Sgt.ペッパー」症候群の中では一番出来がいいと思っている。派手なメイクしたウィザード時代や、ELOの前身となったこと、更にいろんなレーベルから怪しげなCDが乱発したことがあって、ムーヴと言うのはなんだかよく判らない、つかみどころがないイメージなのだけど、1stは無条件にオススメ。
デビューはデラムだったので最初の2枚のシングルは、未収録だが大ヒットした"Flowers In The Rain"(#2)やこの"Fire Brigade"(#3)は収録。ポップなメロディー自体は、ウッドのソロにも通じる明快さで、動画を見ると、歌ってるのはほとんどウッドで、カール・ウェインはコーラスをつけてる程度。アルバムリリース後、エース・ケフォード(g)が辞め、ウッド、ウェイン、ベヴ・ビヴァン、トレヴァー・バートンの4人体制となりやや重い「Shazam」をリリース。僕がはじめて聞いたムーヴは、80's終わりごろに、テイチクから出た1stと2ndの2in1で、当時Reagal Zonophone音源が、Cube/Flyを通してテイチクが発売権を持ってたことから、ジョー・コッカーやプロコル・ハルムもここから出ていたことがある。