sea#3

Burgers
■Sea Child / Hot Tuna
長いこと音楽聞いてると、まあフツーに流してたアルバムが、ある日突然「クル」事がある。ホット・ツナの場合、初めの出会いが「フィルモア最後の日」のサントラで、それからファーストだった。このファーストで僕は大いにコケて、それからしばらく疎遠状態が続き、ネットを初めて熱狂的なファンの方と知り合い、買ったのがグーゼン見つけたこの「Burgers」('72)。たまに針を落とす度に、いいんだけどあと少し何かが足りない、と思い続けてきたけど、久々に聞くとドンピシャだったのだ。キターって感じ。それが2年位前の事。
ツナにとっては3枚目になるアルバムで、ヨーマ・コウコネン(g,vo)、ジャック・キャサディー(b,vo)、パパ・ジョン・クリーチ(vn,vo)、サミー・ピアッザ(ds)の4人編成のもの。ラグタイムっぽいヨーマのgは、アコースティック・オンリーだとつらいけど、エレクトリック・ブルーズを含む編成ならOK。
イントロからして即死する"Sea Child"はベストトラックで、伸びのあるgをたっぷりとフィーチャー。コアなファンの方からするとあまりツナらしくないのかもしれないが、この曲でこのバンドを大いに見直した。