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Pretender
■Your Bright Baby Blues / Jackson Browne
ジャクソン・ブラウンの4枚目「The Pretender」は、力作ぞろいの初期の作品でもひときわ力強い1枚で、社会的なメッセージソングと個人的なラヴ・ソングが混在しているが、全体の印象はジャケットのように暗く重い。妻フィリスの自殺事故があって、レコーディングは紆余曲折したが、ブルース・スプリングスティーンを手がけたロック評論家のジョン・ランドーがprodを手がけており、ジェフ・ポーカロ、ラス・カンケル、ジム・ゴードン(ds)、リー・スクラーチャック・レイニー、ボブ・グロウブ(b)、デイヴィッド・リンドレー、ジョン・ホール、フレッド・タケット、ワディ・ワクテル、ローウェル・ジョージ(g)、ロイ・ビタン、クレイグ・ダーギー(kb)らが参加している。
"Your Bright Baby Blues"は、ローウェルのスライドをフィーチャーしたもので、フィート意外でローウェルが客演したものの中では最高の出来(の1つ)ではないか、と思わせる。バンドではなくスタジオミュージシャンのセッションだが、ゴードン、レイニー、ビタン、ジョージ、ビル・ペインという一風変わったメンツながら、コンビネーションはなかなかいい。

74年のイーグルスのDKRCに、リンダ・ロンシュタット共にゲスト出演したジャクソンは、新曲としてこの曲を披露。ここではドン・フェルダーが生スライドを聞かせたりする。