■■ファントマ危機脱出('64仏)
監督:アンドレ・ユヌベル
主演:ジャン・マレー、ルイ・ド・フュネス、ミレーユ・ドモンジョ
僕が「ファントマ」を知ったのは、ハヤカワ文庫NVから出た文庫本(79年ごろ)だった。スーヴェストル&アラン原作小説は、良くも悪くも大衆小説で緻密な推理小説ではない分、再読に値しないかもしれないが、続編、続々篇も邦訳され楽しんだ。それからしばらくして深夜映画で見たのが本作。コクトー作品で知られるジャン・マレーがなんともコミカルな役で出ているアクション・コメディーで、ルイ・ド・フュネスの泥くさいドタバタもいいが、ミレーユ・ドモンジョがキュートだった。シリーズは3本映画化されこれはその第1作(「電光石火」「ミサイル作戦」と続く)。今見ると少々くどい。
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