forever#2

Boulders
■Forever / Roy Wood
72年から73年にかけて全英チャートを荒らしまくったロイ・ウッドだけど、おりしもグラム時代、さらにウッド自身の奇抜なメイクもあって、こんなにポップなのに、グラム〜バブルガムとカテゴライズされてしまったことは悲劇以外何物でもない。とりわけ73年の快進撃はすごい。
3月に"See My Baby Jive"(ウイザード#1)、6月に"Dear Elaine"(ソロ#18)、"Angel Fongers"(ウィザード#1)、11月に"Forever"(ソロ#8)、"I Wish It Could Be Christmas Everyday"(ウイザード#4)と5枚のトップ10ヒットを出している。ただしアメリカでは全く不発と言うのが面白い。
この"Forever"は、72年のソロ「Boulders」(その昔は「魔術師」という邦題で出た)に収められたナンバーで、ポップなメロディーが全開。ビーチボーイズにひそかに捧げられたオマージュは、ブラザー時代に同名の名曲があることを知るファンをにやりとさせる。またその20年後若きヒロスエをマドンナ役とした月9ドラマ「ビーチボーイズ」(見たことないけど)に主題歌が"Forever"だった事(萩原健太が「ローリング・ストーンズ」と言うタイトルのドラマで主題歌「サティスファクション」はないだろう!と大人気なく毒づいてたことを思い出す。

独Repertoire編集のシングルス「Exotic Mixture」は、パチモンが多いロイ・ウッドのベストで派決定版ともいえる内容。ウィザード篇もあり。エキゾチック・ミクスチャー?シングルズ



このいでたちはないよね。