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Eat to the Beat (W/Dvd)
■Die Young Stay Pretty / Blondie
「Eat To The Beat」は79年に出たブロンディーの4枚目。前作「Parallel Lines」から"Heart Of Glass"と"Sunday Girl"の大ヒットが出て日本でも注目されてた頃。初期の「NYパンクから登場した〜」と言うイメージよりは、「キュートで妖艶なデビー・ハリーをフィーチャーした、ディスコもやるポップロックバンド」という感じで、音は驚くほど風化していない。15年ぶりくらいに聞きなおしてそう思った。また次作「Auto American」で見せるワールドミュージック的手法(当時はもちろんそんな言葉もなかったが、ジャズ、カリプソ、レゲエ、ファンクといった音楽を吸収し、フェイクではあるもののそつなくこなした)がいち早くこの"Die Young Stay Pretty"でも見られる。スカ的なリズムは同時代、スペシャルズやマッドネスが英国でヒットを飛ばしてたこともあるが、ここでの切り口はなかなか見事。畳み掛けるようなA面は浴びるように聞いた("Dreaming"でエリー・グリニッチがvoで参加してたことに今回気がついた)が、このスカな曲をB面の頭に持ってきたことは何か意味がありそうだ。このB面ではディスコ・タイプの"Atomic"がヒット。