bell#2

DOWN TOWN(紙ジャケット仕様)
■日曜はベルが鳴る前に / epo
80'sの初めの大学時代、日本のアーティストで一番聞いてたのは山下達郎であり、epoだった。81年に出たファースト「Down Town」はリアルタイムで買ったけど、この時点でまだシュガー・ベイブの「Songs」は入手が難しかった覚え。CBSソニーからナイアガラがどっと出た際に聞いたときにはepoのヴァージョンが耳に付きすぎていた。フジ系の「オレたちひょうきん族」にエンディングテーマとして使われたのは、もうちょっと後だった。このファースト「DOWN TOWN」はタイトル曲以外は自作で固め、新進sswのデビュー盤とては文句ない出来。華麗なコーラスワーク(デビュー前に竹内まりやの"September"で見事なコーラスを聞かせる)も片鱗がちらり。そして和製AORともいえる都会的なポップスを、当時の職人ミュージシャンたちをバックに聞かせるのだ。
"日曜はベルが鳴る前に"は、ホーンズも入った都会的なライトファンク。今剛の切り込み鋭いgも印象的だ。この曲が入ったA面では、今では松たか子の旦那となった若き佐橋佳幸のg-ソロ(とってつけたような感じがするけど)が聞ける"語愛"(何かスポーツ感覚的なのはやはり体育大学出身ならでは)もいい。B面ではディスコ風ではあるけど、"アスファルトひとり・・・"、"水平線追いかけて"もいい。