fire#2
■Fire In The Morning / David Blue
シンガー・ソングライターという言葉から連想するのは、デイヴィッド・ブルーのこのアルバム、「Stories」(かつて「短編集」という邦題で東芝時代のアサイラムから出てた事があった)。盟友ボブ・ラフキン(b)をバックにしたシンプルなバッキングに、曲によってラス・カンケル、ジミー・カーステイン、ジョニー・バーベイタのds、ラルフ・シュケット(クリアライト)のorg、リタ・クーリッジのvoが加わる。どれも名曲ぞろいだが、とりわけB面をよく聞いた。ジャック・ニッチェのarrによる太いストリングスが力強い、"Fire In The Morning"は心に沁みるナンバー。アルバムのハイライドはすすり泣くようなライ・クーダーのスライドの聞ける"The Blues"。
長らく入手困難だったが(かつて独LineaからCD化された事があるが)、近年出たWounded Bird盤は、ジャケットの周りの縁取りが無粋。いかにも安かろうのこのレーベルらしい(^^;;