again#2

Indian Summer
■Half Changed Again / Indian Summer
バーミンガム出身で、ヴァーティゴ・レーベルのオーディションをブラック・サバスと争って負けた(そしてRCA・ネオンと契約)した4人組がインディアン・サマー。小春日和という意味のグループ名とは裏腹なダークなジャケットは、キーフの手によるもので、ネガ・ポジ反転の効果が絶大で、ストレンジな風景が印象的な1枚。ブルーズをベースとしたブリティッシュ・オルガン・ロックで、いわゆるプログレではないけど、voのボブ・ジャクソンの弾くハモンドが印象的な曲もあって、そっち方面でも人気がある。この"Half Changed Again"なんかは、変拍子と転調が印象的な、そっち方面の曲。ジャクソンは高らかに歌い、organとmelotronを弾きまくる。こういうのを聞くとハードロックもプログレ紙一重である事がわかる。たった1枚で解散、ジャクソンはその後ドジャーズ、バッドフィンガーなどにさんか。初めてこのグループの事を知ったのは、プログレ雑誌だった頃の「Fools Mate」の「なつかしのブリティッシュロック名盤」と言うコーナーだった覚え。