■Fiends & Angels:Martha Velez

Fiends & Angels
クラプトン参加のレア盤として知られたマーサ・ヴェレズの69年作がWounded BirdからCD化された。いわゆるブルーズ・ロックでしかも女性シャウターとくれば本来なら苦手かな?と思うところだけど、意外とあっさりした部分もあって(ジャニスは苦手だけど、ストーン・ザ・クロウズはOKみたいな僕)割と聞ける。原盤は英London:SHK8395。どんな経歴の人かは知らないけど、バックは当時の英ロックシーンの大物が参加。まず当時ブラインド・フェイスエリック・クラプトン(g)、そのクラプトンとクリームで一緒だったジャック・ブルース(b)、トラフィックのジム・キャパルディ(ds)とクリス・ウッド(sax)、チキン・シャックのスタン・ウッブ(g)、クリスティン・パーフェクト(kb)、アンディ・シルヴェスター(b)、デイヴ・ビドウェル(ds)、フリーのポール・コゾフ(g)、ジミ・ヘンドリックス・エクスペリエンスのミッチ・ミッチェル(ds)、ブライアン・オーガー(kb)、ジョニー・アーモンド(sax)、ダスター・ベネット(harp)、etc
基本的にはブルーズのカヴァーが中心で、ジャニスでおなじみの"Tell Mama"、ライトニン・ホプキンスの"Feel So Bad"、レイ・チャールズの"A Fool For You"などが有名どころ。ディランの"It Takes A Lot To Laugh"の素晴らしいカヴァーもあり。
例によってこのWounded Birdというインチキレーベルは、クレジットだけ載せたやっつけ仕事だけど。