daughter#3

Live
■Farmer's Daughter / Fleetwood Mac
オリジナルはビーチ・ボーイズの2枚目「Surfin'USA」の収められていた軽快なサーファー・ソングを、フリートウッド・マックは実にリラックスしたムードでカヴァーしています。80年に出た「Live」に入っているが、リハーサル時にライヴ会場(サンタ・モニカ・シヴィック・センター)で録音したもので、いわゆるライヴではありません。キーとテンポを下げ、スティーヴィー・ニックスをリードにしていますが、クリスティン・マクヴィーリンジー・バッキンガムによるコーラスもなかなか気持ちいいです。まあ趣味的な曲なんで、ごちゃごちゃいう必要はないのですが、この時期に出た集大成的なライヴ盤なら、そっちはそっちでおいといてライヴ・ヴァージョンをもっと充実させてほしかった気もします。ちょうどこの頃はバンド活動をひとまずおいといて、各人がソロ活動に入った頃なので、余計にそう思いましたね。
そういえば、当時クリスティンは、ビーチ・ボーイズのデニス・ウィルソンと暮らしていたという話も伝わってきて、この曲を取り上げた経緯がそうだとするとおもしろい。ただしデニスは83年死亡。その唯一のソロ「Ocean Pacific Peace」ならぬ「Pacific Ocean Blue」は拡大ヴァージョンで今年CBS/Legacyからリリースされたばかりです。買おうかと迷ってますが、ビーチボーイズの音楽とどう違うのか?という初心者のギモンには、なかなか答えてくれないのですよ、雑誌のレヴューは。

さて農夫(farmer)ではつながらないので、次回からは職業シリーズ。
職業選択の自由、アハハン〜*1

*1:バブル末期に流行ったとらばーゆのCM曲"憲法第22条の歌"(シーナ&ロケッツ)から