職業#5


■Doctor's Order / Carol Douglas
センセイシリーズ、次は医者。
キャロル・ダグラスの"Doctor's Order"は、「恋の診断書」という邦題で知られるディスコヒットです。リリースは74年なので、ディスコ・サウンドとしては黎明期にあたるものでしょう。ソウル・ミュージックのなかでもダンサブルな要素が強いものが、ディスコ・サウンド、ディスコ・ミュージックと呼ばれるようになったのは、米Wikiによれば、ヒューズ・コーポレーションの"Rock The Boat"、ジョージ・マックレーの"Rock Your Baby"などのヒットが生まれた74年頃だといいます。
さて、キャロル・ダグラスは、50'sから活動するNYはブロンクス出身のR&Bコーラス・グループ、シャンテルズ(一番有名なのは"Maybe"でしょうか)の出身で、70's初めにメンバー(といっても星の数ほどいそうですが)だった事があるそうです。Midland Internationalから74年にリリースされたこの"Doctor's Order"は、#11まで上がるヒットとなっています。ポップチャートでは、もう1枚、75年の"A Hurricane Is Coming Tonite"(#81)しかありませんが、アバの"Dancing Queen"、ビージーズの"Night Fever"のカヴァーも日本ではディスコでよくかかっていたらしいです。個人的には一発屋的な印象があったのですが、mrkickさんのブログの記事によると、ドナ・サマー、グロリア・ゲイナーに続くディスコ・ディーヴァ3番手とのことです。
イントロに通話音のSEがあって*1、これがまだジーコジーコの黒電話だった頃に、この曲を始めて聞いたので(多分70's後半のFMでしょう)、アメリカ的だなあと思った覚えがあります。

*1:電話の音のSEって何故かソウル系の曲に多いような気もします