職業#10
■Pilot Of The Airwaves / Charlie Dore
"涙のリクエスト"という邦題で知られたポップス・ファン必聴の曲です。80年に#13まであがったヒット曲で、姿も見えぬラジオのDJに恋をするという話。今となっては、ラジオが音楽生活の中心になったラジオデイズへのオマージュにも取れます。チャーリー・ドアという人は、イギリス人で詳細はよくわからない(当時シングル盤の裏に載っていた、アイランドレーベルに関してのお問い合わせは…というのを見て東芝EMIに電話をかけた(アルバムはいつ出るのか?)僕は若気の至りでした)のですが、カントリーっぽい音楽をやってたドアが、それまでのアンダーグランドなブリティッシュ・ロックのレーベルから、レゲエを中心とした先鋭的なレーベルに生まれ変わりつつあったIslandと契約したいきさつはわかりませんが、80年にナッシュヴィル録音の「Where To Now」でデビュー。"Pilot Of The Airwaves"はここからのシングルになります。アカペラで始まり、アカペラで終わるというヴァージョンを耳にした事がありますが、手持ちのシングルもLPヴァージョンもエンディングはフェード・アウトなので、ラジオ用ミックスだったのかもしれません。とにかく根がポップスな僕にとっては大事な曲ではあります。少し前にkeiさんのセレクトに使われてて狂喜しました。prodはアラン・ターニーとブルース・ウエルチ*1。
これはクリップ
これはオランダのTVでのライヴ
ドアはこのあとChrysalisで「Listen」*2を出した後シーンから消えてましたが、95年に「Things Change」でカムバック。その後も忘れられた頃にCDを出しているようです。