gone#3

Live in Concert

Live in Concert

75■When I'm Dead And Gone / Gallagher & Lyle
ベニー・ギャラガーとグレアム・ライルのコンビ、ギャラガー&ライルは、アップル・レーベルの作曲家として最初は契約していたようで、主にメアリー・ホプキンに
"Sparrow"、"Heritage"といったナンバーを提供しています。70年にマンフレッド・マンのトム・マッギネスがブルーズブレイカーズのヒューイ・フリントらと結成したマッギネス・フリントに参加。このバンドはバンド名とは裏腹に、ソングライティングなど中心だったのはギャガラー&ライルのコンビでした。#2英の最大のヒット曲"When I'm Dead And Gone"('70)は、マッギネス・フリントのファーストに収められていました。

72年にバンドを離れたG&Lは、フェイシズを辞めたロニー・レインの新バンド、スリム・チャンスに参加後、A&Mから「Gallagher & Lyle」でデビューしています。
彼らの名前を高めたのは76年の「Breakaway」以後で、初期の土臭さは影をひそめ、洗練された味付けが印象的でした。とりわけアート・ガーファンクルやドン・ウィリアムスらに取り上げられたナンバーによってAOR的なソングライター・チームとして評価されたようです。もっとも二人ともg,mandolin,fiddle,harp,accなどアコースティックな楽器をこなすマルチプレーヤーだけあって、基本的には土くさいフォークロックなのですが…
さて99年にBBCのStrange Fruitからリリースされた「In Concert」は、73年から78年までの「BBC In Concert」の音源を編集したものです。細かいクレジットがないのですが大雑把に言うと、73年ものはシンプルなデュオスタイル、74年ものはストリングスを配したもの、残りはバンド形式なっています。ラストに収められた78年の音源から、前述のマッギネス・フリントのヒット曲をプレイ。mandolinを抱えて歌うのはライルでしょうか?


これ位しか動く姿はないです。76年の"Heart On My Sleeve"。