into#3

A Rock and Roll

A Rock and Roll

81■So Into You / Atlanta Rhythm Section
アトランタ・リズム・セクションのオリジナル・アイテムのCD化はなぜか遅れてて、amazon見ても安易なベストばかり。全くビジュアル的でない出で立ちのおかげで日本でもさっぱり人気がなかった連中だけど、ルックスとはサザン・ロック・バンドらしくない洗練さもあります。ディーン・ドーティー(kb)、JR・コッブ(g)、バディー・ビューイ(prod)は60'sにクラシックス?のメンバーだった。この3人に、バリー・ベイリー(g)、ポール・ゴダード(b)、ロバー、そしてロニー・ハモンド(vo)が加わったのがARSです。72年にMCAからデビューしていますが、じわじわと人気を博してきたのが70's半ばで、ブレイクのきっかけとなったのは6枚目の「A Rock And Roll Alternative」(ロックンロール魂)です。#7まであがるヒットの"So Into You"は、エレピのイントロからして洗練された味わいですが、少々暗めに歌われるこのナンバーは、スティーリー・ダンを思わせる部分もあります。

いつ頃のものか解りませんが(おそらくは今世紀に入ってからのものでしょう)、南部らしく観客の肥満度高し。
ポップな味わいでは最大のヒットなった次の「Champagin Jam」('77)には負けます。「クロスオーバー・イレブン」で聞いて好きになった"Georgia Rhythm"は、南部っぽいおおらかさを持った曲です。