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Victim of Romance & Rarities

Victim of Romance & Rarities

179■Aching Kind / Michelle Phillips
ママス&パパスのミッシェル・フィリップスは恋多き女として知られています。もちろんジョン・フィリップス夫人だったわけですが、別れてからメンバーのデニー・ドハーティ、ジーン・クラーク(バーズ)、解散後はデニス・ホッパーと再婚していますが8日間しか持たなかったのは有名な話です。ママス&パパス解散後、女優として「デリンジャー」('73)、「ヴァレンチノ」('77)に出演する一方、レーナード・コーエンのツアーにコーラスで参加したり、チーチ&チョンのシングルに参加していましたが、76年A&Mと契約。満を持してリリースされたのが「Victim Of Romance」('77)です。オールディーズ・マインドあふれるタイトル曲他でムーン・マーティンが奮闘しています。プロデュースはジャック・ニッチェで、ベン・ベネイ(g)、ティム・ドラモンド(b)、マイケル・ボディッガー(syn)、スコット・フリー(ds)らが参加しています。シングル・カットされた"Aching Kind"は、steel-gの入った緩やかなポップ・ロック。これまたムーン・マーティンのナンバーです。

ジョン・フィリップスとの娘、チャイナはウィルソン・フィリップスで活躍。ドハティー亡き今、ミッシェルは唯一生き残ったメンバーとなります。
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