lady#2

Nightbirds

Nightbirds

181■Lady Marmalade / Labelle
74年の#1ヒットの"Lady Marmalade"、曲を書いたのはボブ・クルーとケニー・ノーランでした。
このコンビはフランキー・ヴァリの"My Eyes Adored You"を書いていますが、クルーはフォー・シーズンズのプロデュース等スタッフとして大きくかかわった人です。一方ノーランは70's後半に20 Centuryから"I Like Dreamin'"、"Love's Grown Deep"にヒット曲をリリースするsswです。
プロデュースを手掛けたのはニュー・オーリーンズの鬼才、アラン・トゥーサンで、60'sにはリー・ドーシー、アーニー・ケイドゥ、アーロン・ネヴィルらを、70'sに入ってはミーターズ、フランキー・ミラー、ジェス・ローデンを手掛けた人です。まず"フランス語を話すニュー・オーリンズの高級娼婦"という設定があって、クルーとノーランが作った曲が出来、さあ誰に歌わせよう?と考えた時、トゥーサンが思いついたのはラベルだったとか。
ラベルはパティ・ラベル、ノーナ・ヘンドリクス、サラ・ダッシュからなる黒人ガールグループで60'sにはブルーベルズを名乗っていました。71年にはローラ・ニーロがそのルーツ作品を歌った素敵なカヴァー集「Gonna Take A Miracle」に参加。同じころ出た「Labelle」(Warner Bros)にはストーンズの"Wild Horses"、キャロ・キンの"You've Got A Friend"を、72年の「Moonshadow」では、キャット・スティーヴンスのタイトル曲、フーの"Won't Get Fool Again"などロック系のナンバーもカヴァーしています。
レーベルをEpicに移して74年に出た「Nightbirds」にこの"Lady Marmalade"はおさめられています。セクシーかどうかは別にして(^^)、すごいヴィジュアルです。

有名なフランス語のコーラス"Voulez-vous coucher avec moi (ce soir)?",は、"Do you want to sleep with me (tonight)?" の意味とか。