again#2

Soft Machine

Soft Machine

10039■We Did It Again / Soft Machine
68年にリリースされたソフト・マシーンのファースト「Soft Machine」(Probe)は一言でいえば、サイケデリックなんですが、長い間入手困難な時期があった事、その後のマシーンがプログレとして紹介される事もあったので、プログレの幻の名盤みたいに紹介される事もありました。僕が実際に音を耳にしたのは、独Big Beatから出た再発LPで80's終わりか90's初めだった記憶。ジャズ・ロックなんだろうと思ったけど、意外と聞きやすく、マイケル・ラトリッジのorganが意外とフツーだなあ、というのが第一印象。この頃は元気なdsを叩いていたロバート・ワイアットが呪術的なvoを聞かせる曲もあって、それらは結構実験的かも。
"We Did It Again"はシンプルなヴァースの繰り返しで、それが妙に高揚感を生みます。これとケヴィン・エアーズが歌う"Why Are We Sleeping"は聞き物でしょう。但しこのムードはこの1stのみで、エアーズが抜けヒュー・ホッパーが参加した「Vol.2」では急速にジャズ寄りになってゆく彼らの姿があるのです。