song#2

Tracks Plus

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■Song And Dance / Heads Hands & Feet
ヘッズハンズ&フィートの2枚目「Tracks」(Capitol)は、72年にリリースされています。アメリカ志向のアーシーなイギリスのバンドをいつしか、「イギリスのアメリカ」とか「UKスワンプ」(別にスワンプじゃないのに)とか呼ぶようになりましたが、70's当時はフツーにカントリー・ロックとかブルーズ・ロックと呼んでたんでしょうねえ。HH&Fは、後にクラプトン・バンドに加わる事になる(と言うよりはエミルー・ハリスのホット・バンドの)アルバート・リー(g)をフィーチャーしてる事、チャス&デイヴを組むチャス・ホッジズがfiddleを弾く事もあって、アメリカのブルーグラス〜カントリー・ロックに近いものがあります。もちろん乾いてはいませんが。トニー・コールトンというvoがいますが、"Roadshow"、"Rhyme & Time"といったリーが歌う小品も悪くないです。
この"Song & Dance"は5分を超える大作で、ジェリー・リードを思わせるパキパキいうgが印象的です(テレキャスターかな)。明るく乾いたカントリーをロックを期待するとコケます。真面目な湿ったそして重いカントリー・ロックです。