10079★★☆魚が出てきた日('67英・ギリシア)


監督:マイケル・カコヤニス
出演:コリン・ブレイクリー、トム・コートニー、サム・ワナメイカーキャンディス・バーゲン
ティーヴ・ヒレッジではなくて、エーガの方。何故か、ビデオ化もされず、DVD化もされない67年作品。監督はギリシアマイケル・カコヤニス。5年後の72年という設定で、核(らしきもの)等をを積んだ軍用機がエーゲ海に墜落する際、後で回収することを前提にパラシュートで核らしきものを頑丈なジュラルミンのケースに入れて降下させます。空からの贈り物を金目のものと勘違いしたヤギ飼い夫婦がそれを手に入れて…という話。途中からコメディタッチになりますが、一貫して不気味なそしてブラックなムードがあって、驚愕の展開になります。
今日見たのは、90'sに日テレの深夜映画でOAされたものを古いVHSからサルヴェージ。もう何度も見てますが、なかなかスリリング。墜落した軍用機のパイロット二人がパンツ一丁になりながら、秘密裏に軍に連絡しようとするさまは、まるで「隠し砦の三悪人」の二人(つまりR2D2C3PO)です。
近未来を想定したサイケ風ファッションもばかばかしい。若きキャンディス・バーゲンが意外と軽い役で出てて、青いシャドーがちょっとセクシーだったりします。テーマとしては「博士の異常な愛情」と同じです。