存在も知らなかった

Painters

Painters

Painter
youtubeで見つけたカナダのバンド、ペインターは、存在すら知らなかったものです。デビューは71年Londonからですが、結成はもう少し前らしい。メンバーはダン・ロウ(g)、ドーラン・ビーティー(vo)、ボブ・イーゴ(ds)、バリー・アレン(g,vo)、ウェイン・モリス(b,vo)の5人。73年のElektra盤「Painter」が唯一の作品で、ここからのシングル"West Coast Woman"が#79まで上がるヒットとなりました。ハーモニーを生かしたメロディアスなハードロックで、そういえばこういうのはカナダのバンドの伝統でもありました。先の"West Coast Woman"や"Song For Sunshine"ではコーラスが印象的で、同時代の米ウエスト・コーストのバンドからの影響もあります。
バンドはこれ1枚で解散。ロウとビーティーはハマースミスというバンドでMercuryから2枚のLPを出しています。

さて最後に超名曲"Going Down The Road"を。「ヤング・ジョッキー」あたりで今泉洋がかけそうな曲ですね〜。どことなくボーリン時代のジェームズ・ギャングにも通じるようなムードがあります。コーラスとヘヴィな曲調がマッチした作風はもっと評価されてもいいはず。Wounded Birdからの再発CDというのが悲しいです。