#24-9〜ankoroさん篇

Rubaiyat Of Dorothy Ashby

Rubaiyat Of Dorothy Ashby

たたみかけるようなdsで始まるankoroさんのインストものは、途中vibeが軽やかなムードで落ち着きます。ドロシー・アシュビーの"Wine"は、vibeとfluteとstringsがいい感じに絡み合う絶品なムードです。次の"Jimmy"(エミール・リチャーズ)は、marimbaを大きくフィーチャー。ユーモラスな感じです。そしてエキゾティックなティト・プエンテの"Vibe Cha Cha"はさすがの貫録。リップ・スライムも名前しか知らないのですが、この"楽園ベイベー" にはいい意味で裏切られました。後半はもうまったくankoroさん的世界で、スリー・サンズの"Midnight For Two"なんてまさしくankoroさんのイメージです。そして僕が入れたヒックスヴィルの曲のムードにも似たシンメトリーSの"One Minute To Sleep"は、レイトショーのミニシアターの客入れのBGMのようでざわざわします。最後の2曲は表裏の様な感じでパズルの最後のピースがはまったような心地よさがあります。
どれもいいのですが、あえて選ぶとドロシー・アシュビーもしくはシンメトリーSでしょうか。
ankoroさんの解説はここ