Smokin' In The Boy's Room: The Best Of Brownsville Station

Smokin' In The Boy's Room: The Best Of Brownsville Station

■Smokin' In The Boy's Room:Brownsville Station
ブラウンズヴィル・ステーションはミシガン出身のブギ〜ハードロックバンドです。メンバーはマイク・ラッツ(vo,g)、カブ・コーダ(g)、トニー・ドリギンズ(b)、T・J・クロンリー(ds)の4人。このバンドの根底にあるのはオールド・スタイルのロックンロールとR&Bへのリスペクトで、これをハードロックと呼ぶのは少し違いますね。デビューは69年、Polydorからです。有名になったのは73年の「Yeah!」(Big Tree)からの"Smokin' In The Boy's Room"(#3)の大ヒットで、これは80'sにモトリー・クルーがカヴァーし更にヒットさせたバッド・ボーイズ・ロックの古典です。
Yeah

Yeah

その「Yeah!」ではヴェルヴェット・アンダーグラウンドの"Sweet Jane"、ロバート・パーカーの"Bearffotin'"、バルーン・ファームの"Questions Of Temperature"等をカヴァー。この辺のセンスは初期からで、リンク・レイの"Rumble"、ボ・ディドリーの"Roadrunner"などを取り上げています。dsのクロンリーがヘンリー・ネックに交代したのは72年頃ですが基本的に音は変化なし。73年にはドリギンスが辞め、ラッツがbassも兼ねるようになりました。74年の「School Punks」というタイトルは、パンク・ムーヴメントよりもかなり早いです。75年の「Motor City Connection」には"They Cal Me Rock'N'Roll"という壮大なメドレーが収められています。77年にPrivate Stockにその後Epicに移籍。バンド名をブラウンズヴィルと変え、より時代に即したハードロックへとシフトチェンジしています。