追悼 小林桂樹
- 出版社/メーカー: 東宝
- 発売日: 2006/02/24
- メディア: DVD
- クリック: 68回
- この商品を含むブログ (30件) を見る
- 出版社/メーカー: 東宝
- 発売日: 2005/02/25
- メディア: DVD
- 購入: 2人 クリック: 32回
- この商品を含むブログ (17件) を見る
小林桂樹で思い出すのは、やはり東宝専属時代です。一般的には社長シリーズの秘書役でしょうけど、僕としては岡本喜八監督作品での山口瞳そっくりぶり(「江分利満氏の優雅な生活」('63))が印象的でした。もともと山下清や東条英機のそっくりぶりも定評があった人です。見た作品では松本清張の「黒い画集」シリーズの「あるサラリーマンの証言」('60)、「白と黒」('63)、「女の中にいる他人」('66)といった白黒の推理映画(ミステリと呼ぶよりも推理だなあ)での小心なサラリーマン役や「激動の昭和史・沖縄決戦」('71)、「日本のいちばん長い日」('67)、「日本沈没」('73)などのスペクタクルものでのリアリティを増す重しのような役柄もその作品になくてはならないものでした。ご冥福をお祈りします。
これはすごい。努めて爽やか感を出そうとしてるなあ。