Can(カン)

ランデッド(紙ジャケット仕様)

ランデッド(紙ジャケット仕様)

ジャーマン・ロックが他のヨーロッパのロックと明らかに違うのは、電子音楽的要素を早くから導入してた事、もしくはサイケデリック・カルチャーの過剰な取り込みがあるわけで、叙情的なジャーマン・ロックというのはあまり想像できないです。カンはジャーマンの代表バンドで、結成は65年頃。後にソロアーティストとして有名になったホルガー・シューカイ(b)とイルミン・シュミット(kb)が前衛クラシックのシュトックハウゼンの音楽講座だったといいます。非ロックから始まったカンの歩みには全く無知なのですが、日本人メンバー、ダモ鈴木(vo)がいたことや70's後半代表作を含む初期の作品はどれも入手困難だった事もありました。
■Landed('75)
これはVirgin移籍第1弾で、"Full Moon On The Highway"はハードロックにも聞こえる。まあジャーマン勢との相性は悪かったのでした。

この後レゲエっぽい「Flow Motion」から"I Want More"のヒット(#26UK)が生まれ、元トラフィックのロスコ・ジー(b)とリーバップ(perc)が参加した「Saw Delight」('77)をリリース。