time#2

キープ・イット・クリーン(紙ジャケット仕様)

キープ・イット・クリーン(紙ジャケット仕様)

■Time / Joe Soap
ジョン・テネント(vo,g)とデイヴ・モリソン(g.vo)のテネント・モリソンの二人がストーン・ザ・クロウズのメンバーをゲストに迎えたのが「Tennet Morrison」('72,Polydor)で、これは英国ロックファンよりも米sswやスワンプ・ファンで語り継がれてきた「名盤」でしたが、この二人がストーン・ザ・クロウズのジミー・マッカロック(g)、エクレクションのジェリー・コンウェイ(ds)、ジェフ・ピアーズ(b)、マイク・カミンスキ(vn)を加えて結成したのがジョー・ソープで、唯一のLP「Keep It Clean」は73年にやはりPolydorからリリースされています。
評を見ても「英国ロックらしさを強調した」とかあるのでまあ予想をしていましたが、アンダーグラウンドなムードのブルーズ・ロックで、これにviolinがからむ結構不思議な展開。プログレ風と書くとまた混乱しますが、アフィニティなどハードロックとプログレと両者から紹介されたバンドもあるように、元々境界はあいまいなものです。
"Time"はこのアルバムのベストトラックで珍しく明るく乾いた感じが珍しい。間違ってもUKスワンプとかそんな感じの物ではありませんので。