エレクトリック･フラッグのvoを担当したニック・グラヴェニッツが、フラッグ解散後の69年に出した初ソロ「My Labors」は盟友マイク･ブルームフィールドのgをたっぷりとフィーチャー。基本はブルーズなんですが、バタフィールド･ブルーズ･バンドを思わせるブラスの挿入もあって小気味よいです。それにしても流れるようなブルームフィールドのgソロは素敵。ブルームフィールドのライヴ作｢Live At Bill Grahaｍ's Fillmore West」('69)と同じバンドのライヴ音源(同じ時期)を含む兄弟の様な1枚で、この”Gypsy Good Time”もライヴ。
