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■Stone Cold Fever / Humble Pie

Rockin the Fillmore

Rockin the Fillmore

ハンブル・パイをハードロックとしてみた事はあまりないけど、ゼッペリンの成功以降レーベルのA&Mはゼッペリン的なハードロックで全米進出を要請。実際「Performance-Rockin' The Fillmore」('71)以降の3作はどれも全米20位以内にチャートインするセールスでした。根底にはブルーズやR&B、ゴスペルがありながら、スティーヴ・マリオット以外のメンバーの持つ雑多な音楽性がバンドの魅力となっていた初期からマリオットの色を出しつつ、レーベル側の意向であるハードロック路線を歩むハンブル・パイは段々と袋小路に入ってゆくのですが、それはまた別の話。”Stone Cold Fever”はゼッペリン的なリフ中心のハードロックです。最近完全版が出たというフィルモアでのライヴから。ピーター・フランプトン最後の雄姿なり。