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■Let Me Come Home / James Gang

Straight Shooter

Straight Shooter

ジョー・ウォルシュが抜けた後、ロイ・ケナー(vo)とドミニク・トロイアーノ(g,vo)という二人のカナディアンを加え再スタートを切ったジェームズ・ギャングですが、旧メンバーが曲を書かないリズム隊ということもあって、バンドはどうしても新メンバーの色に染まってゆくのです。、この2人の参加は、それまでウォルシュの色が濃かったバンドをうまく変化させています。少なくともケナーのハイトーンのvoはハードロックにより適しています。「Straight Shooter」は72年のリリースですが、意外と黒っぽくファンキーな感じも受けます。ハードロックに徹した曲よりも、変化球な"Let Me Come Home"といったメロウな曲の方がうまくケナーのvoをひきたてるのです。