#10

フールズ・ゴールド

フールズ・ゴールド

今日はフールズ・ゴールド行きましょう。イーグルスを聞いて育った、第3世代のウエスト・コースト・ロックは時代柄ポップ・ロックというかポップス色が濃くて、当時は結構違和感があった方もいたと思いますが、僕なんかはリアルタイム世代です。ダン・フォーゲルバーグ(この人もコロラド仲間)のバックをやっていた4人組で、Aristaからのファーストは、初期イーグルスを手掛けたグリン・ジョンズ、イーグルスグレン・フライジョージョーの「So What」を手掛けたジョン・ストロナックが曲ごとにprodを担当。どの曲もハーモニーが生かされなかなかさわやかです。ジョーは1曲目”Coming Out Of Hiding”をストロナックと共同prodの他gで参加してますが、肝心のスライドソロをダンカン・キャメロン(後にアメイジング・リズム・エイシズ)にまかせるなど完全に裏方。よって全体にジョー色は薄いですけど、内容が良いのでいいのだ。
メンバーには、80'sにマドンナの”Like A Virgin”を書くトム・ケリーもいました。このあと分裂してケリーとデニー・ヘンソンのデュオになってしまいます。