ドゥーリン・ダルトン

第2章だす。
西部時代のアウトロー、ロバート・ダルトンとビル・ドゥーリンのギャング団をテーマにしたコンセプトアルバムが、セカンドの「ならず者」です。肝となっているのは最初と最後に置かれた”Doolin Dalton”で、カンザスのコフィーヴィルの銀行を襲って、ギャング団が返り撃ちになった話が、ここで歌われます。哀愁に満ちたグレンのハーモニカから始まり(最近のは、ティモシーが吹く)、ヘンリーを中心としたvoのアンサンブルが素晴らしい。これからアルバムのラストに配された”Doolin Dalton Reprise”そして”Desperado Reprise”につながってゆく流れは美しいのです。74年のDKRCから。